例えば

うちの会社にののたんがいたとしたら、果たして僕の作業効率は上がるのだろうか。
と言う事を午前中いっぱい使って考えてみた。



例えばののたんが僕の正面に座ってたとする。
僕は恐らく仕事中にも関わらずののたんからの爆レスを狙ってロミオを繰り出す
であろうと思われる。
しかしそこは仕事中である為、声を出してののたんへ呼びかけたり席を立って推し
ジャンプを繰り出す事は出来ない。



ロミオだけでは非常にレス効率が悪くなり、爆レスを貰うまでに時間が掛かる。
すると、作業時間が減ってしまう。
これは問題である。



であるならば、ここは一発全力推しジャンプと共に狂おしい程声をあげてののたん
呼びかけて即レスを貰った方が作業時間が増えるのではないだろうか。
しかし僕も社会人の端くれである。 みなの作業に影響を与えるような推しジャンプは
社会のマナーに反するわけだ。



ののたんからのレスを貰えるまでの時間を短縮し、尚且つ迷惑にならない為には一体
どうしたら良いのだろうか。



そこで僕は一つ閃いた。 ボードの存在だ。
ここは会社であるが故、ボードを出しても後ろの人に迷惑が掛かる事は無い。
尚且つ声を出さずに的確なメッセージをののたんに伝える事が出来、レスゲット確率も
格段に上がる。 これは我ながらかなりの妙案だと思った。



しかし、このような一般的な回答で満足するような僕では無い。 
僕は更に効果的な方法を考えた。
何故ならばボードを作成する所要時間、ののたんがボードに気付くまでの時間等を考えると
先に論じたロミオからレスを貰えるまでの時間と大差が無くなると考えたからだ。 
これは非常に作業効率が悪い。 午前中に終わる仕事も終わらなくなってしまう。



アピールをするに至るまでの準備で仕事を中断する時間、ののたんが僕のアピールに気付く
までの時間、これらを効果的に短縮する方法が一つだけあった。



そう、社内LAN用IPメッセンジャーの存在だ。
これを使えばPCに向かい作業をしているののたんにダイレクトにメッセージを送る事が出来、
尚且つPCから離れる必要が無い為、作業中断時間も減らす事が出来る。
そして何より、ののたんからメッセージでのレスが貰えるという通常では有り得ない程の
爆レス効果が得られるのだ!



ハッキリ言って革命的である。
恐らく全ての事象が完了するまでの所要時間は1分程度だろう。 
これならば仕事に影響を及ぼす事も無く、レスが貰える。
爆レスさえゲットすれば僕は作業に戻る事が出来、更にはアドレナリンも出まくりで仕事に
対する集中力も格段にアップする事だろう。



つまり、ののたんが会社に居れば、僕の仕事は格段に捗るという事がここに証明されたわけだ。
午前中いっぱい使って考えただけあってかなり有意義な回答が得られたと思う。
後はののたんの入社を待つばかりだ。



以上。 ののたんが会社に所属する事による社員の作業効率の上昇についてのレポートを終わる。